アメリカの英語事情
アメリカ合衆国もイギリスと同様に、国家の公用語に関する法的な文章が存在しません。初期の頃は西ヨーロッパ系(特にゲルマン系)の移民が多く、英語優位の状況が確保されていたのですが、次第に東欧・南欧系が増え、さらにアジア・中南米(ヒスパニック問題を参照せよ)からの移民が大量に押し寄せてくると、英語の地位が揺るぎかねないといった風潮が英語話者(アングロ・サクソン系)の間で生まれてきました(イングリッシュ・オンリー運動)。
いずれにしても英語が国家の言語(国語)として通用しているのは事実で、教育の分野においては「バイリンガル教育かモノリンガル教育か」といった趣旨の問題がたびたび持ち出されています。英語ができないと社会的な差別や不平等が起きるなどの悲劇が移民してくる人たちやアメリカ州の先住民族の障害にもなっており、大きな社会問題になっています。