英語の発音は、他のヨーロッパの言語と比べると一貫性のある発音規則がありません。これは主に中英語時代である15世紀初頭に始まり、近代英語初期である17世紀初頭に終わった大母音推移という現象にも関わらず、綴りには基本的に変更が加えられなかったことに起因します。それ以前はnameはナーメと、timeはティーメと綴り通り発音されていたのですが、ネイムやタイムという発音に変化したにも関わらず、neimやtaimなどと綴りが変更されることはなかったため、現在まで英語学習者を悩ませている綴りと発音の不一致が起きています。以下に発音規則を挙げましたが、例外も多いです。このことは、英語が他のヨーロッパ系言語から単語を借用する際に、多量の単語を元のつづりとあまり変えずに借用したことに起因します。
母音
A: 強勢があるときには/æ/。ただ、その後に子音+eとなる場合は/eɪ/と二重母音化する。 例: fat /fæt/, make /meɪk/
強勢がない場合は曖昧母音。 例: adamant /ædəmənt/
ai: /eɪ/ 例: mail /meɪl/
al: /ɔː/ また、ロマンス系単語の形容詞系としてのalは/əl/ 例: all /ɔːl/, talk /tɔːk/, national /ˈnæʃnəl/
ar: /aː/(英)、/aːr/(米) 例: car /kaːr/, /kaː/,
au: /ɔː/